深刻な大腸がん|救いの手は医師が差し伸べてくれる

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子宮頸部異形成

腹痛

定義と危険因子

子宮頸部異形成とは、子宮の膣側にある頸部を覆う上皮の細胞に特定の型のヒトパピローマウイルスが感染して異常に増殖するようになった状態です。この病変は子宮頸がんになる前段階の状態と考えられています。ヒトパピローマウイルスには多くの種類があり、16型と18型が異形成の高い病変をおこします。これらのウイルスの感染ルートは、感染妊婦から子への産道感染・性的あるいは皮膚や口での接触です。多くの場合ウイルスは免疫の力によって除かれますが、一部の女性では感染が持続し子宮頸部異形成につながります。この病変と子宮頸がんのリスクを高める危険因子には、早期からの性的な活動や出産・複数の性的パートナー・慢性の病気・喫煙・エイズウイルス感染や免疫を抑える薬などによる免疫抑制などがあります。

診断と対処

子宮頸部異形成がおこっていても、ふつう何の症状も顕れません。この病変は20才以上の女性のためにおこなわれる婦人科での子宮頸がん検診で見つけられます。検査は子宮頸部のぬぐい液にパパニコロウ染色をして顕微鏡を用いる細胞診でおこなわれます。この検査で異常な細胞が見つかった場合には子宮頸部異形成があることを疑って、子宮鏡を用いて子宮頸部から組織がとられ顕微鏡で観察する病理診断がおこなわれます。参考にヒトパピローマウイルスの型を決めるDNA検査もおこなわれます。軽度の子宮頸部異形成は、すぐ治療しないで経過を観察します。中等度や高度の変化が進行する子宮頸部異形成には、子宮頸がんの発生リスクを減らすために摘除手術などの治療がおこなわれます。